2017-07-27から1日間の記事一覧
ぼくはなにかに担がれている(*1)。あるいは、ぼくは或る一輪挿しの花である。そのことは、ぼくが我を忘れ、我にかえったときにはじめて思われたことだ。つまりは、不確かな所在をどう説明するかの話だ。 そのように考えるのは、もしかすると、ぼくが一度…
いわゆるテレビのことではない。いや、結局はテレビのことなのだが、ちょっと違う。 数年前、或る女の子にフラれた早朝の東高円寺で、曇りがかった空の遥か上の方からぼくを覗き観ている存在を察知した。と書くと気が狂ったように思われるかもしれないからタ…
今回、はじめて言葉を調べてから書きはじめた。「つ」から、何気なく使っていた「束の間」が浮かんで、果て、そもそもこれはどういう意味だったかと分からなくなってしまったからだ。ネットで「束の間」を調べてみると、 goo辞書:《一束(ひとつか)、すな…
今朝、シェア用の自転車が数台置かれた狭いスペースの前を通った。2020年の東京オリンピック(*1)に向けて、さまざまな業界がシェア概念を拡大、浸透させていっているところなのだろう。 シェアサイクルをみかけることが別段に目新しいわけでもないが…
「た①:立ち漕ぎ」 部屋を変えてから毎日、職場まで自転車通勤している。片道二十分ちょっとで、ちょうど高校の頃の自転車通学と同じくらいだろうか。自転車に乗る毎日というのも高校以来で、自然と当時のことを思いだしたりもする。見る景色はぜんぜん違う…